今日は旧共産圏の国で見ることができるユニークな建造物を10選紹介します。共産主義の国では資本主義の国では見ることのできないような大きさや形の建造物が多く見られます。とても興味深いのでぜひ最後まで見ていってください!また、共産主義の建物や都市が好きな人は↓の記事も見てみてください!
共産主義を感じる都市15選を紹介します。【共産趣味者必見】目次
1、モスクワ大学/ソビエト連邦
モスクワ大学はモスクワのセブンシスターズと呼ばれるスターリン様式で建設された建物のうちの一つです。スターリン様式は、ソ連時代のヨシフ・スターリン政権下で流行した建築様式で、巨大なスケール、荘厳な装飾、そして社会主義リアリズムを表現することが特徴です。モスクワ大学も例外ではなく、その巨大な建物は、ソ連の力を象徴するような存在でした。素晴らしいですね。
2、ワルシャワ文化科学宮殿/ポーランド人民共和国
ワルシャワ文化科学宮殿は、1952年から1955年にかけて、ソビエト連邦からポーランドへの「贈り物」として建設されました。そのため、建物にはソビエト連邦の影響が色濃く反映されており、ポーランドの人々にとっては複雑な感情を抱かせる存在でもす。この宮殿もスターリン様式で建設されています。
3、国民の館/ルーマニア社会主義共和国
国民の館はルーマニア社会主義共和国時代に首都であるブカレストに建設された建物です。国民の館は、ルーマニアの厳しい経済状況下において、莫大な費用をかけて建設されました。この莫大な支出は、国民の生活を圧迫し、最終的に暴君として知られるチャウシェスク政権の崩壊の一因となりました。現在、国民の館はルーマニア議会の議事堂として利用されていますが、その一部は一般公開されており、観光名所となっています。建造物としてはペンタゴンに次いで二番目に大きいそうです。すさまじいですね。↓チャウシェスクについてはこちら
世界最悪の独裁者10選【世界史】4、ブルガリア共産党記念碑/ブルガリア人民共和国
ブズルジャ記念碑は、ブルガリアにある独特な形状の記念碑で、そのUFOのような外観から世界的に知られています。バルカン山脈のブズルジャ峰に位置し、ブルガリア共産党記念して1981年に建てられました。内部には、ブルガリア共産党の歴史を描いた大規模なモザイク画がありましたが、共産主義崩壊後は放置され、現在は建物への立ち入りは禁止されています。しかし、その荒廃した姿は、かえって独特な美しさを生み出し、多くの写真家や観光客を魅了しています。
5、サンクトペテルブルク地下鉄/ソビエト連邦
サンクトペテルブルク地下鉄の建設は、ソビエト連邦の威信をかけて行われ、各駅はそれぞれ異なるテーマで装飾されました。ソビエト連邦では地下鉄は労働者の乗り物とされており共産党は莫大なお金と時間をかけ地下鉄を建設しました。そのためソビエト連邦など旧共産圏の国の地下鉄では壮麗な地下鉄を見ることができます。
6、ハバナのソ連大使館/キューバ共和国
ハバナのソ連大使館は、キューバとロシア間の外交関係を象徴する重要な施設です。キューバ革命後、ソ連(はキューバ政権を積極的に支援し、両国は深い友好関係を築いてきました。ハバナのソ連大使館は、その歴史的な背景を反映した重厚な建築物でありブルータリズムとも呼ばれる無骨な建築様式を用いて建設されました。大使館はキューバの街並みの中でも独特の存在感を放っています。現在はロシア大使館と市提唱されています。
7、 ノヴィ・ベオグラード地区/ユーゴスラビア
ノヴィ・ベオグラードはセルビアの首都ベオグラードを構成する自治体のひとつであり、サヴァ川を挟んで旧市街の対岸に位置する計画都市です。1947年まで何もなかった土地を開発し、共産的な都市へと生まれ変わりました。ノヴィベオグラードにはブルータリズム様式で建設された高層アパートが数多くあり独特な雰囲気を醸し出しています。ノヴィとは新しいという意味だそうです。
8、ウラニア世界時計/ドイツ民主共和国
ウラニア世界時計は、ドイツ・ベルリンのアレクサンダー広場にある、世界中の主要都市の時刻を一目で確認できるユニークな時計です。1969年に旧東ドイツ時代に設置され、現在も動いています。この世界時計は共産主義時代に建てられたこともあり、記載されている都市が平壌だったりします。面白いですね。
9、ベルリンテレビ塔/ドイツ民主共和国
ベルリンテレビ塔は1969年に東ベルリンに建てられました。高さは368mもありヨーロッパ有数の高さを誇ります。テレビ塔の最も特徴的な部分は、塔の中腹にある大きな球体です。この球体の中には展望台があり、高速エレベーターで一気に昇ることができます。展望台からは、ベルリン市街が一望できます。ベルリンテレビ塔は東ドイツ、鉄のカーテンの奥の世界のショーウィンドウとして建てられました。相当昔の建築なのに美しいですよね。
10、主体思想塔/朝鮮民主主義人民共和国
主体思想塔は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都、平壌市の中心部にある巨大な塔です。高さ170メートルで、金日成主席の70歳の誕生日を記念して1982年に完成しました。塔の外観は、朝鮮式の伝統的な石塔建築様式を取り入れ、白い花崗岩で造られています。塔の頂上には炎が灯され、主体思想の永遠の勝利を象徴しています。
この無駄にでかいところとか、威信が建物にあらわれる建築がいいんだよな。